NEC(6701)は22日、PDCとGSMの両方式に対応した国際複合携帯電話機をNTTドコモ(9437)向けに供給を開始したと発表した。両方式を採用し、NTTドコモの国際ローミングサービスに対応すことで国内、欧州、アジアでの利用を可能にする。
新型機の「N601wg」は、NTTドコモが今月29日からサービスを始める国際ローミングサービス“WORLD WALKER”に対応するもの。2つの方式がそのまま使えるほか、電源を入れたときにひとつの方式がサービスエリア圏外だった場合は、ワンタッチ操作でもう一方の方式に切り換えることができる。800MHz帯のPDCと900MHzのGSMとでは、もともと周波数帯が異なるためこれまでは別々の機器で対応していた。
また、海外から日本に国際電話をかける際は、電話帳を検索すると相手の番号に自動的に国際アクセスコードと国番号が自動的に付加する機能も備えている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0101/2201.html
・NTTドコモ、欧州でのiモード展開へKPNなどと提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/18/doc1709.htm
(市川徹)
2001/01/22
16:23
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