ソフトウェア開発のファイルメーカーは22日、ウィンドウズ、マック、Palmの各OS間でのデータのやり取りや統合を実現した新ソフト「ファイルメーカーMobile」を3月末に発売する、と発表した。PalmOSのPDA（携帯情報端末）を持ち歩き、自宅にあるデスクトップパソコンとのデータ同期などをボタン操作ひとつで行うことができる。3OS上でデータ統合を実現するのは初めてだ、という。

　 ファイルメーカーは、もともとマッキントッシュ用のデータベースソフト「ファイルメーカーPro」で知られる。新開発したのは、PDAの需要増に伴って「PCとPDAとの連携を」といったユーザーニーズに応えた。

　 使い方は、日頃パソコン上で利用しているファイルメーカーProデータベースを「ファイルメーカー Mobile」を使って、Palm OS ハンドヘルドに取り込んで持ち運び、外出先で活用したり、店頭で商品在庫をチェックしたり、臨床データをその場で入力するなどの業務ユースでも活用できる。

　 価格は8,900円。ファイルメーカーMobileを利用するには、データベースソフトの「ファイルメーカーPro 5.0v3」が必要になる。