ソニー(6758)が中心となって展開する非接触ICカードによるプリペイド型電子マネー・サービスの事業会社が19日までに設立され、今年10月からの本格的なサービス開始に向けて、3月から店舗とネット上の双方で試験運用が行われることになった。このサービス名称は「Edy」で、設立された会社は「ビットワレット」(東京都品川区)。
同社の資本金は50億円で、ソニーファイナンスインターナショナル が42%出資したほか、NTTドコモ(9437)が15%、ソニー、トヨタ自動車(7203)、さくら銀行(8314)が各5%などとなっている。社長にはソニーファイナンスの川合成幸取締役が就任した。
店舗での試験は、コンビニエンスストア「am/pm」の都内数店で、さくら銀行の発行する「Edyカード」を使う。am/pm店舗内に設置される入金機で預金口座からの振り替え、あるいは現金によりカードに入金、店舗内レジでの支払いに利用してもらう。各店で1,000~1,500人程度に参加してもらう。
一方、インターネットでの試験は、ビットワレットがPC用リーダー・ライターを約300人のユーザーに貸し出す。ネット上でのレジットカードを使った入金のほか、ソニー・ミュージックエンタテインメントの音楽配信サイト「bitmusic」でのダウンロード支払いの試験サービスを行う。
■URL
・ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200101/01-118/
・非接触ICカードによる電子財布事業~ソニー、トヨタ、金融機関など11社が合意
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/25/doc1536.htm
(沖野宗一)
2001/01/19
14:55
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