松下電器産業(6752)は、3月20日に業界で初めてハードディスク(AVHDD)を内蔵した画面サイズ36インチのBSデジタルハイビジョンテレビ「TH-36DH100」を発売する。同社は、テレビをブロードバンド時代の家庭内の中核プラットフォームと位置付けており、デジタル家電分野で先行する狙いだ。
HDDは、著作権保護技術を装備しており、容量は30GB。ハイビジョン放送だと約2時間半、標準画質だと約5時間のデジタル録画ができる。録画中の番組の再生もできる「追っかけ再生」機能や、見たい録画を瞬時に選べる検索機能などを搭載、「オンデマンド」に近い楽しみ方を実現した。価格はオープンだが、70万円台の中ごろになる見込み。当面、月間500台を生産する計画。
また、同社はHDDを記録媒体とするハードディスクビデオレコーダー「NV-HDR1000」も同時発売する。ハイビジョンを含むBSデジタル放送のほか、アナログ放送も録画可能だ。HDDは30GB。22万5,000円で月間2,000台の販売計画。
■URL
・ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010118-3/jn010118-3.html
・近未来のデジタルネットホーム~松下が東京にモデル完成
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/11/doc1631.htm
(沖野宗一)
2001/01/19
13:09
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