FINANCE Watch
アップル、2000年10-12月期決算は1億9,500万ドルの赤字に

  米アップルコンピュータは17日(現地時間)、2001年度第1四半期(2000年10-12月)の決算を発表した。期中に流通在庫の圧縮に取り組んだことなどにより、売上高は前年同期比57%減の10億ドルにとどまり、最終損益は1億9,500万ドルの赤字となった。1株当たりの純損失は0.58ドル。前年同期は1億8,300万ドルの純利益を計上していた。

  第1四半期のマックの総出荷台数は65万9,000台で、米国外の売上比率は49%だった。スティーブ・ジョブズCEOは発表文のなかで、第1四半期で在庫を5.5週分に圧縮できたことに加え、今月のパワーブックG4を皮切りに相次いで新製品を投入することから「2001年は攻勢でスタートする」と述べている。また、財務担当者は、「キャッシュポジションが40億ドルを超える強固な水準を維持している」とコメントするとともに、2001年度の売上高見通しは約60億ドルと明らかにした。

■URL
・ニュースリリース
http://www.apple.com/pr/library/2001/jan/17q1results.html
・米アップルコンピュータ
http://www.apple.com/

(沖野宗一)
2001/01/18 10:19