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日本オラクル、サービス部門をコア事業に位置付け~需要急増に対応

  日本オラクル(4716)は16日、従来からの柱であるソフトウェア部門に加え、2001年度からはサポート、エデュケーション(研修)、コンサルティングをメインとするサービス部門にも力を入れていく方針を明らかにした。インターネット時代の到来を背景に、同社の得意とするリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)やE-ビジネス対応ソフトが「あくまでも無停止連続運転が稼働条件になった」(新宅正明社長)ことで、サポートも高度なレベルを要求され始めたのが実情。これに伴ってエンジニアの質も高くなっていく一方で、同社ではこの3つを核としたサービス事業の強化に乗り出すこととなった。

  2001年5月決算期における同社の業績予想は、売上高が前期比27.1%増の836億円。このうちの548億円はソフトウェア部門が占めるが、伸び率が高いのはサービス部門。サポート178億円(同30.7%増)、研修36億円(同26.0%増)、コンサルティング72億円(同32.5%増)―で、サービス部門のトータルは287億円(同30.5%増)に上る見込みだ。

  特にコンサルティングは「ソリューションビジネスを進めていく上で中核的な存在」(新宅社長)に位置付けており、2000年6月以降は通信、金融、流通、製造など広範囲な分野で導入されるケースが目立った、という。さらに日本オラクルが実施する独自の認定コンサルタント制度も連携させる計画だ。

  このほかハイエンドニースが高いサポート事業と、技術資格として認知されつつあるという研修についても伸びが高く、引き続いて力を入れていく、という。

■URL
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
・流通向け企業間電子商取引のGNXが日本進出~ダイエー、マイカルが発起メンバーに
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/14/doc1404.htm
・株式市場に新風~外資系IT企業の日本法人
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/28/doc1569.htm

(市川徹)
2001/01/16 17:30