松下電器産業（6752）は、Eコマース分野のASP（アプリケーション・サービス・プロバイダー）事業に参入する。ソフトバンクグループなどが出資するEコマース・システムのイーシーファクトリー・ドット・コム（東京都中央区）と業務提携、両社のシステムを持ち寄って今月末から企業に販売する。

　 ASPサービスは、松下のWebカタログ検索システムやイーシーファクトリーのBtoB、BtoC向けEコマース構築など4項目からなり、顧客企業は必要なアプリケーションを選ぶ。商品の情報に関するデータベースやホームページなどの情報は、両社のサーバーで管理・運用される。

　 価格は、カタログ検索システムが初期費用200万円から（月額使用料は60万円から）などとなっている。両社はそれぞれの販売ルートで初年度、合計100件の受注を見込んでいる。