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ディズニーとティーアンドイーソフト、アジアのネットゲーム事業で提携

会見したジャン・スミス社長(左)
ティーアンドイーソフトの横山俊明社長(中)
スクウェアの鈴木尚社長(右)
  ディズニー・インタラクティブ、ウォルト・ディズニー・インターネット・グループ、ティーアンドイーソフト(9611)の3社は15日、オンライン・ゲーム・コンテンツ配信事業で提携したと発表した。ネットユーザーの急速な増加が見込まれる全アジア地域で、3歳以上の子供を持つファミリー層を中心に、ディズニーキャラクターの動画アニメーションなど、インタラクティブなゲームコンテンツの製作を共同で行う。

  3社は、2002年にWebサイト「Disney Game World」(仮称)を立ち上げ、マルチプレイヤーゲームはもとよりチャット、ショーなどのエンターテインメントを提供する。サービス利用料は月額500円から1,000円を予定しており、子供から大人まで楽しめるエンターテインメント事業を展開していく。

  また、ゲーム製作のスクウェア(9626)も同プロジェクト参加する。ティーアンドイーソフトが2月2日に総額75億円の転換社債(CB)を発行、ディズニーグループに55億円、スクウェアおよび同社のオーナーに10億円ずつを割り当てる。同日、都内のホテルで会見したディズニー・インタラクティブのジャン・スミス社長は「米国同様にインターネットのエンターテインメント事業を日本でも成功させたい」と抱負を語った。一方、スクウェアの鈴木尚社長は「既に提携しているディズニーのキャラクター“キングダム”のゲーム製作などで培ってきたシステムを生かし、技術サポートしたい」と述べた。

■URL
・ディズニー・インタラクティブ
http://www.disneyinteractive.com
・ウォルト・ディズニー・インターネット・グループ
http://www.dig.com
・ティーアンドイーソフト
http://www.tes.co.jp
・スクウェア
http://www.square.co.jp

(塩谷麻樹)
2001/01/15 19:19