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日本ユニシス、パトライトにCAD/CAMシステム納入

  日本ユニシス(8056)は12日、3次元樹脂金型CAD/CAMシステムを、回転灯などのメーカーであるパトライト(6825)に納入した、と発表した。パトライトはこれによって設計と加工に従来なら33日以上かかっていたものを、18日間に短縮できるようになった、という。日本ユニシスは今後、同システムを軸とするバーチャルファクトリー実現のための基幹ツールに位置付けていく考えだ。

  納入したのは「CADCEUS/MoldDesign」。樹脂金型設計に特化した3次元CAD/CAMシステムで、短納期や低コスト、高品質を実現する。

  パトライトは警察向けの警光灯製造では9割以上のシェアをもつ大手。民間向けでも6割のシェアを持つが、金型設計から加工プログラム、加工までの一連のプロセスの見直しを進めており、今回の新システム導入が決まった。

  導入による効果は期間短縮のほかにも(1)NC装置記録メディアの制約による人待ち時間の低減し、NC装置の長時間連続運転を実現(2)シミュレーション機能などの活用により設計早期段階で不具合を発見し、トライ回数などを減らすことで精度の高い成型品を製作(3)設計データのデータベース化により、均一でスピーディな設計が可能――などがある、としている。さらに将来的には製品設計部門、生産技術部門の2者間で3次元データを一貫して利用する体制の構築も目指していく、という。

■URL
・日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/
・パトライト
http://www.patlite.co.jp/

(市川徹)
2001/01/12 18:13