NEC(6701)は12日、北米のパソコンおよびサーバー事業を強化するため、事業体制を再編したと発表した。これまで、欧州の統括会社の傘下にあったNECコンピューターズ(NECC、カリフォルニア州)を、北米法人であるNECテクノロジース(NECTECH、同)の全額出資子会社とした。
地域性を重視しながら、北米での関連事業との連携を強めたソリューション事業を展開する狙い。NECTECHは、パソコンの周辺機器やシステム関連事業を展開しており、社内情報システムなどの経営資源をNECCが共有することで、効率的な事業展開を図っていく。
NECは、無線やセキュリティー技術などの優位性を生かしながら、ノートPCやハンドヘルドPCをベースに、業種ごとのアプリケーションに最適化したプラットフォームを提供し、事業拡大を図るとしている。NECCは、約300人の従業員を抱え、1999年度の売上高は約350億円。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0101/1201.html
(池原照雄)
2001/01/12
14:53
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