レーザーファイブ、ナカガワメタル、ネットエージェントの3社は、新開発のネットワークセキュリティーシステム「パケットブラックホール」について、販売やサポートなどで提携した。Linuxベースの同システムは、不正アクセスして侵入するユーザーがネット上でどう行動したかをすべて記録し、法的手段に訴える場合に資料証拠作成に役立つもの。内部でのネット不正利用対応も特徴で、企業や官公庁などへアピールする。
システムはネットエージェントが開発し、専用のハードウェア製造をナカガワメタル、販売とプロモーションをレーザーファイブがそれぞれ担当する。2月5日に出荷する。価格は未定。
システムでは不正にアクセスしようとする相手側には見えないようにして、不正ユーザーの動きを全て記録。不正データだけを抽出して資料を作ったり、遠隔監視、自動分析―などの機能をもつ。既存のネット環境を大きく変更しないのも利点だ、という。
通常は外からのネットへの侵入に対応するが、内部用に設置することも可能。内部の人間によるネットワークの悪用防止にも効果がある。
■URL
・ニュースリリース
http://www.laser5.co.jp/press/010111.htm
・レーザーファイブ
http://www.laser5.co.jp/
・ネットエージェント
http://www.netagent.nd.to/
・ナカガワメタル
http://www.thanrive.co.jp/
(市川徹)
2001/01/12
11:02
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