リクルート・アバウトドットコム・ジャパンは11日、インターネット総合情報サイト「All About Japan」を2月中旬にも正式に開設することを明らかにした。あらゆる事柄を専門家が中心になってコンテンツにするもので、先行した米国ではユニークユーザーの数で全米トップテンにランクインしているもの。本格オープンの前にプレサイトを開設し、正式開設時には150人以上の専門家を据えてサイトを充実させる計画だ。

　 米アバウト社が行っている米国サイトは700の専門分野をもち、ビジネスから趣味や生活、芸術などの情報を、ガイドと呼ばれる分野ごとの専門家が収集、編集してネット上で展開している。今までは検索エンジンと呼ばれるソフトウェアによる機械的な検索がメインで、キーワードが絞り込みにくかったり、ヒット数が多すぎて分かりづらい…などといった声が多かった。新サイトは専門家が自分の知っているサイトや情報をネット上でユーザーに伝えたり紹介するもの。いわば「人が情報をナビゲートする検索サイト」（同社）といった内容をもっている。

　 日本では2000年6月にリクルートと米アバウト社が共同出資して合弁企業を設立。まずは13分野、150テーマでサイトを構築する。プレサイトでは洋菓子、イタリア車、オーストラリア、CG（コンピューターグラフィック）、ジュエリーなどを盛り込んでいる。ディレクトリー（検索）、コンテンツ（記事）、コミュニティー（フォーラムやチャット）の3つを統合し、近い将来には専門ガイドを数百人規模でネットワーク化する計画だ。