京セラ(6971)の米国子会社Kyocera Internationalは、米国のプリント基板用ドリルメーカー「TycomCorp.」を買収することで両社が合意に達した、と発表した。京セラグループにはすでに機械工具グループを持っているが、今回の買収によってTycomの技術とノウハウを組み合わせて世界シェアをアップさせる。
1987年に創業したTycomは、北米、アジア、日本などに製造拠点4カ所、営業・再研磨拠点13カ所などをもつシェア世界第2位の大手。カリフォルニア州に本社を置き、1,145人の従業員がいる。
京セラは(1)今後年率2桁の伸びが見込まれる同市場に本格参入する(2)Tycomの技術とノウハウを京セラの従来からの金属加工分野などでも適用させる(3)Tycomのネットワーク網を京セラの販売網に加える――などを狙いとして買収に踏み切った。
■URL
・ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2000/0012/0004-j.asp
(市川徹)
2001/01/10
14:53
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