三洋電機(6764)は、高性能ハイブリッド車(HEV)用バッテリーシステムを米フォード社が開発中のハイブリッド車「エスケープHEV」に独占供給すると発表した。三洋電機が1999年に開発したHEV用高性能ニッケル水素電池をシステム化したもので、2001年1月6日から米国で始まった「ロサンゼルスオートショー」に出展している。
バッテリーシステムは通常、車両後部座席の後方の床面に配置されるため、小型で薄型の形状となっているのが特徴。また、収納された電池の温度制御を厳しく行う必要性から独自の電池冷却方式で温度のばらつきを5℃以内に抑えることに成功した。
HEV用の電源には、ニッケル水素電池が主流と考えられており、三洋電機はこれまでに培ってきた技術に加え、HEV用電池に求められる高出力密度で優れた温度・保存特性を持つ電池を供給していく方針だ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0101news-j/0105-1.html
・三洋電機
http://www.sanyo.co.jp/
(塩谷麻樹)
2001/01/09
12:57
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