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2000年株価の終値は1万3,785円~アローズで初の大納会

 東京証券取引所は29日午前、今年最後の取り引きを終えた。恒例の大納会は、立会場跡地に5月に設置されたPRスペース「東証アローズ」で行われ、東証・証券業界関係者など100人以上が参加。鹿子島菊雄常務理事の発声で20世紀最後の取り引きを締めくくった。

 29日の終値は1万3,785円69銭で、前日に比べ161円27銭安。年末の終値としてはバブル崩壊後の最安値を更新した。

 2000年の株価は、年明けからネットバブルに沸き4月21日には2万833円21銭と最高値をつけた。が、その後は政局の混迷や企業倒産の多発など、景気の先行きへの不透明感を反映して株価が下落、12月20日には今年最安値の1万3,914円43銭の値をつけ、この1年間で5,217円も下落した。

 今年はアローズでの初の大納会。ジャズピアニストの山下洋輔さんのコンサートも行われ、参加者はピアノの音色に耳を傾けていた。


鹿子島東証常務理事の発声による3本締めに100人以上の出席者が合わせた

■URL
・東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/

(塩谷麻樹)
2000/12/29 12:43