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セイコーエプソン、北九州に国内半導体設計拠点~2001年4月に開設

  セイコーエプソンは27日、北九州市八幡東田に半導体の設計拠点「北九州デザインセンター」を2001年4月に開設する、と発表した。同じビル内には昨年インクジェットプリンターの設計拠点も設置しており、今回はこれに次ぐもの。2003年度末には100人体制を作り上げる。

  同社は近年、携帯端末における表示駆動用IC(LCDドライバー)で急成長しており世界の携帯電話の7割に使われているほどの実績を持つ。このため低消費電力、アナログ、インターフェースなどの技術を生かしたシステムLSIの開発を進めている。

  この拠点となるのは北九州デザインセンター。人口規模の大きなエリア、福岡県や北九州市など行政的なバックアップがある――などの理由から同地域での設置を決めた。

  半導体の回路設計者だけでなくソフトウェアやファームウェア、システムの各設計者を集めるほか、年間30人規模ずつ採用していく計画だ。

■URL
・ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2000/001227.htm
・ニューヨークに半導体研究拠点~セイコーエプソン
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/20/doc760.htm

(市川徹)
2000/12/27 19:26