ソニー(6758)、東京急行電鉄(9005)、関西電力(9503)、伊藤忠商事(8001)の4社は26日、ブロードバンド・インターネットに対応したCDSP(コンテンツ・ディストリビューション・サービス・プロバイダー)会社を共同で設立すると発表した。今年4月に設立していた同事業の企画会社「AII企画」を27日に、事業会社「AII(エー・アイ・アイ)」に移行させ、本格展開していく。
企画会社は、これまで全国のCATV網に設置した配信ネットワークで実証実験を行ってきたが、順調なアクセスや安定配信の成果が得られたため、来年1月末から商用サービスを展開することになった。同月中までにトヨタ自動車(7203)などの出資も受け、資本金を30億円に増資する。その時点での出資比率はソニー51%、東急電鉄20%、関西電力10%―などとなる。社長には、27日付でソニーの上席常務である堀籠俊生氏が就任する。
配信するのはスポーツのライブ中継や新作映画の試写、電子書籍のダウンロードなど多岐にわたる。顧客は、2001年度中にCATV局100局・100万世帯の確保を目指す。また、CATVにとどまらず順次、ADSLや光通信網などのインフラにも対応していく。
■URL
・ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200012/00-1226/
・AII企画
http://www.aii.co.jp/
・AII企画、CATVを使ったコンテンツ配信実験を開始、第一弾はTUBEのライブ映像(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0711/aii.htm
(沖野宗一)
2000/12/26
18:35
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