富士通(6702)は26日、車載メーターパネル制御用の16ビットマイクロコントローラー2製品の受注を開始した、と発表した。車載LANで最も信頼性が高いといわれるコントローラー・エリア・ネットワーク(CAN)に対応し、複雑な電子機器制御を効率的に実行できる、という。
CAN対応のほかにも速度やエンジン回転表示、燃料などといったメーター類を最大で4ゲージ制御でき、走行距離を表示するLCD(液晶ディスプレイ)パネルの制御機能を一つのパッケージにまとめた――などの特徴をもつ。
また、低電圧検出回路とCPU動作の検出回路を、電源電圧が一定の値以下になると自動的にリセットされるフェイルセーフ機能で強化していることから誤動作も防ぐことができるようになった。
サンプル価格はフラッシュメモリのMB90F428GAが1,800円、マスクROMのMB90428GAは900円。2001年3月から出荷する。2つ合わせて月間販売50万個を目標にしている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/
(市川徹)
2000/12/26
12:56
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