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出光石化、台湾社との光ディスク合弁事業を前倒しへ

  出光石油化学と台湾のFormosa Chemicals & Fibre Corporation(FCF)はPC合弁事業の第2期計画を1年早めることで合意した。高成長が続く光ディスク産業向けのCDグレード専用プラントを建設する。2002年末には1期分の年産5万トンと合わせ10万トンの生産能力を持つことになる。

  FCF社は、台湾の石油化学グループFormosa Plastics Group(FPG)の中核企業。出光石化が持つポリカーボネートの製造技術ライセンスをベースに、1999年から両社が合弁事業を開始。建設中のプラントと今回の2期目のプラント、さらに3期を計画しており、プラントの年産は3期目が完了した時点でトータル15万トンに上る。

  CDやDVDなどの光ディスク需要が好調で、市場ニーズに合わせるために2期目の着工を急いだ。第3期目の着工についても計画を前倒しする可能性がある、という。

■URL
・ニュースリリース
http://www.idemitsu.co.jp/ipc/news/news_1m.html

(市川徹)
2000/12/26 10:49