日本ユニシス(8056)は25日、殖産銀行(8520)と福島銀行(8562)の第2地方銀行2行から基幹系システムのアウトソーシングを受注した、と発表した。2001年1月から本格的なサービスの実施に入る。日本ユニシスはすでに地銀各行と検証と開発のためのコンソーシアム「S-BITS(Succeeding Banking Information for Success consortium)」を設立しており、これをベースに第2地銀へも攻勢を強めたい考えだ。
2行へのサービスは、24時間365日稼働サービスが可能な環境を提供(基盤ソフトウェア、アプリケーション、ハードウエア、センター設備) し、無停止連続運転による高度な安全性を確保する。基幹系(勘定系、対外系)とバックアップセンターに加え、オプションとして、国際系、証券系、情報系などの個別システムにも対応できるとしている。
日本ユニシスでは2004年1月にも全国の第2地銀を対象とした本格的なアウトソーシングサービスの実施に踏み切る計画で、今回の2行はその第1弾となる。
■URL
・ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/NR_001225_outsourcing.html
・次期銀行システム検討でコンソーシアム~日本ユニシスと地銀
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/16/doc1057.htm
(市川徹)
2000/12/25
17:45
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