2000年12月の携帯情報端末（PDA）の国内シェアトップはシャープ（6753）が確実に―。コンピュータ・ニュース社の調べによるもので、シャープは発売したばかりの新商品「Zaurus MI-E1」の好調を追い風にして、12月2週目でPDA市場の33.1％を占めた。

　 調査は東京、名古屋、大阪のパソコン大手ショップ9社、316店舗の月次販売データをもとに行われた。それによると、シャープのMI-E1は12月2週目で製品別シェアの26.9％を獲得して1位に躍り出た。コンピュータニュース社は「12月のメーカー別月間トップはシャープがほぼ確実」としているほか、今後も伸びる可能性が高いとみている。月間シェアでシャープが1位になるのは2000年2月以来、10カ月ぶり。

　 MI-E1は、スライド式のキーボードを搭載し2つのカードスロット、MP3再生機能などの多機能さを備え、VisorやWorkPadなどといった人気機種の追い上げを振り切った。