富士通研究所は、ナノテクノロジーの研究センターを厚木の同研究所内に新設した。年数億円を投資して、ポストITとして期待される量子情報通信技術の開発や、半導体、情報メモリー、ライフサイエンスなどの研究を行う。
ナノテクノロジーは、ナノメートル(100万分の1ミリメートル)の超微細な世界で、原子や分子を操作・制御したり、物質の構造や配列を組み替えたりすることにより、新しい機能などを開発する技術。同研究所の強みである半導体ナノテクノロジーを中心に通信やバイオ関連分野とも連携した研究を進めていくとしている。
開設当初は10人からスタートし、社外からの人材も広く募集する予定。対外的には、大学や他の研究機関との共同研究も視野に入れているという。
■URL
・富士通研究所
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/flab/index-j.html
(塩谷麻樹)
2000/12/22
09:48
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