KDDI(9433)は21日、携帯電話の国際ローミングサービスを2001年1月からカナダでも使えるようにするほか、米国のサービスエリアを現在の14都市・地域から45都市・地域へ一気に増やすことを発表した。国際的な利用の範囲を広げて需要拡大につなげるのが狙い。米国についてはさらに利用可能エリアを増やす計画だ。
1月9日から始まるカナダのローミングは、同国の通信事業者TELUS Mobility社と提携して行う。三洋電機(6764)が開発した国際ローミング対応の携帯電話“cdmaOne C111SA”を使えば、今回のカナダに従来から実施している米国、韓国、香港、オーストラリアの各国で使える。
一方、米国のエリア拡大は、セントルイス、ナッシュビル、ピッツバーグ、バッファローなど31都市・地域に及ぶもので、これまでのニューヨークやサンフランシスコと合わせると合計45都市・地域に達する。
■URL
・ニュースリリース
http://www.kddi.com/release/2000/1221/index.html
(市川徹)
2000/12/21
17:01
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