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丸紅の子会社が新サービスに向けて「インフラネット」を採用

  丸紅(8002)の100%子会社で広域帯ネットワークサービスやISP、ASP、ECなどを手がけるヴェクタント・ジャパンは20日、通信サービスの顧客管理・課金ソフトウェアなどを手がけるポータルソフトウェアの「Infranet(インフラネット)」を採用したと発表した。

  「インフラネット」はリアルタイム課金と顧客管理システムソフトで、インターネットに特化して開発された。このソフトを使うことで、サービス・プロバイダーは顧客の管理をはじめ、ユーザーのコース変更や料金の切り替えなどのサポート、サービス課金や料金回収までをリアルタイムに行うことが可能になる。

  ヴェクタント・ジャパンは「総合的なe-ソリューションサービスプロバイダー」を目指しており、東京ガス(9531)や、海外のVastera、eGain、Asia Global Crossing、Above Netなどとパートナーシップを結んでいる。インフラネットにより、カスタマーサポートスタッフに関連するコストの削減を見込んでいるほか、インフラネットを使った新サービスも計画しているという。

  一方、ポータルソフトウェアは、T-Online(ドイツテレコム)やアジア・オンライン、上海オンライン、新華社、ソニー(6758)などを顧客にもつ。本社Portal Softwareはカリフォルニア州にあり、NASDAQに上場(ティッカーシンボルPRSF)している。

■URL
・ヴェクタント・ジャパン
http://www.vectant.co.jp/
・ポータルソフトウェア
http://www.portal.com/
・丸紅
http://www.marubeni.co.jp/

(別井貴志)
2000/12/20 16:23