NTT東日本と西日本は、ISDN回線とLANへの対応を図った緊急通報受付装置「SR10-V」を開発し、20日発売した。旧製品ととほぼ同価格帯にありながら現在の通信インフラに合わせて使えるようにしたのが特徴で、地方市町村の消防署や介護支援センターなどをターゲットにビジネスを進める。
システムは、あらかじめ登録してある高齢者などから緊急通報を受けたときにその内容や相手の電話番号、個人データなどをディスプレイ上に表示し、救急車の手配と介護員への支援要請なども一元的に行う。
構成はサーバー、受付電話機、プリンター、無停電電源装置、専用ソフトウェアなど。価格は340万円から。ISDN専用で、クライアントのパソコンを最大7台まで接続して複数オペレーターによる受付体制も作れる。
両社は、東日本で45セット、西日本で60セットを初年度の販売目標にしている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0012/001219.html
・高齢者・身障者のためのIT開発~通産省が来年度から4カ年で推進
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/09/04/doc314.htm
(市川徹)
2000/12/20
11:02
|