日立製作所(6501)は19日、シンガポール市場を中心とした火力発電プラントのメンテナンスサービス会社を同国に合弁で設立したと発表した。シンガポールでは、2001年4月に電力事業の完全民営化が実施される予定で、電力会社はコスト削減を迫られている。加えて、発電プラントのメンテナンス専門会社がないことから、日立は拡大する市場を獲得する狙いだ。
設立したのは「アジア・プラント・メインテナンス・サービス」で、現地の電力関連工事会社であるAPECO社と組んだ。資本金は50万シンガポールドル(約3,300万円)。日立グループが30%、APECOが70%を出資した。当初は、火力発電プラントなどのエンジニアリングや補修サービスなどを個別に請負うが、将来は、保守サービス全体を一括して請負う計画で、近隣諸国にも事業を拡大する。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0012/1219a.html
(沖野宗一)
2000/12/19
15:26
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