日立製作所(6501)は、小中学校を対象としたペン操作のパソコンと大画面プロジェクターを組み合わせた授業サポートシステム「キッズビジョン」を開発し、今月20日から発売する。簡単操作と多数で共有できるようにプロジェクターを使ったのが特徴で、日立は2005年度までに全国にある小中高校約70万教室の約20%のシェア獲得をめざす。
新製品は、政府が打ち出した2005年までに“全ての普通教室にパソコン2台とプロジェクターの設置”を目標にする、といった方針に対応するもの。小中学校の低年齢層でも簡単に、楽しく使えるよう画面タッチだけで操作が可能なペンパソコンと、高輝度高精細で52型の大画面スケールを持つプロジェクターを利用することで、多数の児童や生徒が同じ情報を共有できるようにしている。
システムセットは設置型と投射型があり、プロジェクターにC52-PC1、短焦点液晶プロジェクターCP-S220J、ペンパソコンはFLORA-e220MPなどを用意した。価格は78万5,000円から。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0012/1218.html
・5年内に世界最先端国家に~IT基本戦略を決定
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/27/doc1162.htm
(市川徹)
2000/12/19
10:17
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