NTT東日本と西日本は18日、最大10Mbpsの通信を提供する光ファイバーでのインターネット定額接続試験サービスを今月26日から開始すると発表した。NTT東西がもつ地域IP網とプロバイダー(ISP)を結ぶのを基本とするが、ISPの希望により、NTT局(光施設収容ビル)とISPを直接つなぐサービスも提供する。来春の実施をめどに、最大100Mbpsの試験も検討するという。
この試験は「光・IP通信網サービス(仮称)」で、期間は26日から半年の予定。同日から受け付け、準備ができ次第、順次始める。対象地域は、東京都区部の一部と大阪市の一部に限られる。
料金は基本メニューの場合、契約料800円のほか、月額利用料1万3,000円(ISP料金除く)、標準的な初期工事費が2万7,100円。このほか、「高スループット」や集合住宅向けのメニューも用意している。試験ユーザー数はNTT東日本が2,000程度、西日本が1,500程度を想定している。
一方、NTT東西の光施設収容ビルとISPを直接つなぐサービスは、契約料800円、月額利用料1万1,000円、標準的な工事費が2万7,100円となっている。このほかISP料金などが必要となる。NTT東西は26日からADSLの常時接続サービスも本格展開することにしており、ブロードバンドサービスを一気に加速させることになる。
■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0012/001218a.html
・NTT東日本の案内(26日から掲載)
http://www.ntt-east.co.jp/flets/index.html
・NTT西日本の案内(26日から)
http://www.ntt-west.co.jp/flets/
・NTT東西、ADSLサービスを26日から~接続方式により2タイプ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/12/doc1366.htm
(沖野宗一)
2000/12/18
18:39
|