博報堂とNTTデータ(9613)は18日、共同で広告関連業務の企画会社「アドプラットフォーム」を設立したと発表した。2000年7月に公表していた「e-Ad Platform構想」の統括会社として、広告関連新規ビジネスモデルの構築と運営を手がける個別の事業会社を傘下に設立、管理していく。
「e-Ad Platform構想」は制作・媒体・会計などの各種業務の進捗・素材管理などの広告業界共通の作業について、ITを駆使して共通のプラットフォームを構築、業務の効率化を図る狙い。BtoB領域を中心に、多額のIT投資をすることなしに広告会社に対して最先端のアプリケーションとアウトソーシングを広く提供できるとしている。
また、博報堂は2000年8月に新聞広告をネットで直接送稿できるシステムを手がける会社「デジタルセンド」を電通、共同通信社などと共同で設立しており、こうした事業会社との連携も含め業界の共通基盤の整備を目指す。新会社の資本金は1億円。博報堂が60%、NTTデータが40%を出資した。社長には博報堂副社長の松本元博氏が兼務で就任した。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/profile/release/121218.html
・博報堂
http://www.hakuhodo.co.jp/
・NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/
・博報堂とNTTデータが広告業務のデジタル化で包括提携
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/07/25/doc31.htm
(塩谷麻樹)
2000/12/18
18:17
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