富士通(6702)は18日、Linuxにも対応するインターネットビジネス向けソフトウェア群「INTERSTAGEファミリー」を強化し、2001年1月10日から順次発売していくと発表した。Windows、SolarisなどのサーバーOS向けに追加するもので、LinuxOSのディストリビューターであるターボリナックス・ジャパンと共同で販売や技術支援なども展開していく。
新製品のひとつは「INTERSTAGE Aplication Server Web-J Edition 3.1」のLinux版。Webサーバーなどとの連携機能を備えるアプリケーションサーバーソフトで、国内で流通しているLinuxソフトのTurbolinux、CalderaOpenLinux、RedhatLinuxのいずれにも対応する。価格は12万円から。2001年2月中旬に発売する。
また、独SAP社のERP(統合業務パッケージ)である「SAP R/3」システムと連携する「INTERSTAGE CollaborationRing adapter for R/3 3.1」は2001年1月末に発売を予定。日本製のEAI(異種アプリケーション間データ連携)ソフトとしては初めてSAPグループからの認定を受けたもので、BtoBシステムで業務の効率化を実現する、という。こちらはWindows版とSolaris版のみで価格は300万円から。
■URL
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/
・富士通、Linux事業を本格展開へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/27/doc836.htm
(市川徹)
2000/12/18
12:52
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