日本最大のCATV統括運営会社(MSO)であるジュピターテレコム(J-COM)は、12月15日付でリー・ダニエルズ社長の辞任申し出を受理し、後任に副社長のヴァーノン・チェンバレン氏の昇格、最高執行責任者(COO)就任を決定した。ダニエルズ氏は、別の事業・分野での活動機会を得るために辞任したとという。
同社は、2000年9月1日付でCATV大手のタイタス・コミュニケーションズと合併、両社がそれぞれ展開してきたTV視聴や電話、インターネット接続の各サービスを統合した。会長兼最高経営責任者(CEO)の石橋庸敏氏は「ダニエルズはCATV、通信業界で経験豊富な経営者のひとりで、タイタス統合の実施や戦略策定に果たした功績は大きい」と述べている。
新社長のチェンバレン氏は1945年12月28日生まれの54歳で、1996年6月にジュピターテレコム電話事業本部長、1998年8月から同社副社長。なお、J-COMは12月8日に東証マザーズ上場予定だったが相場環境の悪化などを理由に上場(公募・売り出し)を一時延期している。
■URL
・ジュピターテレコム
http://www.jcom.co.jp/
・相場環境の悪化からまた上場延期~ジュピターテレコム
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/20/doc1093.htm
(別井貴志)
2000/12/18
11:57
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