インターネットを使って企業の過剰在庫を流通させるWebサイト「オンライン激安問屋」を運営するラクーンは15日、第3者割り当て増資によって1億4,365万円を調達したと発表した。増資後の資本金は2億3,565万円（別途資本準備金は2億2,565万円）となった。

　 今回の増資を引き受けたのは、コンパックコンピュータ、東京都民銀行（8339）、オリックスキャピタル、三菱信託銀行系のエムティービーキャピタル、安田企業投資の5社。同社は、10月にも第3者割り当て増資を実施しており、合わせて3億2,305万円の資金を調達している。調達資金によって、社内のシステムをコンパック、オラクル製品を使ったシステムに一新させ、販売、顧客、商品管理などデータ処理等を整備する。

　 また、同社は今回の増資に先立ち、コンパックとはアライアンス・パートナー契約を結んでおり、「オンライン激安問屋」のサービスをコンパックが運営している「コンパック・ビジネス・ポータル b2bpot.com」に提供している。