NTTデータ(9613)とセイコーエプソンは、2001年2月から動画を利用した新しいメディアの事業化実験を共同で開始する。ファミリーマート(8028)などのコンビニエンスストアの店舗内に設置したプロジェクターに広告動画像を映し出し、購買ニーズを掘り起こすのが狙い。コンテンツ提供企業10数社の協力を得て実験を進め、将来はコンビニに限らず駅などでも展開したい考えだ。
実験は、ファミリーマートとデイリーヤマザキの約20店舗の中に設置するプロジェクターを使い、動画を映すもので、時間帯や店舗ごとの立地条件に合わせてきめ細かく行うのがポイント。ブロードバンドネットワークを利用して、ニュース、音楽、ショッピングなど幅広いジャンルの情報を送り出す計画だ。
また、NTTファシリティーズが開発した画像処理技術を用いて“人数計測システム”も活用する。これはスクリーンの前に人が立ったり、立ち止まったりするのを感知して数をカウントしていくものでどれだけの人間が、いつ、どんな画像を見ていたかを分析できるものだという。
広告主であるコンテンツ提供者はエイベックス(7860)、サンケイスポーツ、大東京火災海上保険(8761)、千代田火災海上保険(8758)、トヨタ自動車(7203)、ドリームネット、日動火災海上保険(8760)、日清食品(2897)、日本たばこ産業(2914)、三井海上火災保険(8752)、安田火災海上保険(8755)、山崎製パン(2212)の各社。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/profile/release/121214.html
(市川徹)
2000/12/15
10:26
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