ネットワークソリューションのインターネットマルチフィールド(MFEED)は、光波による大容量インターネット相互接続(IX)サービスの実験をスタートさせる。国内の主要なインターネットサービスプロバイダー(ISP)との共同によるもので、2002年3月まで続ける。
これまでのIXによるISP間の相互接続は、それぞれのISPがルーターを1カ所に集めてLANスイッチを経由して行われている。しかし、これだとLANスイッチの容量などハードウェアに関わる制限も多く、すべてのISP間のトラフィック交換に必要な帯域を確保することが困難になっている、という。
そこで、まずは実験からスタートする。NTT(9432)、NTTコミュニケーションズ、インターネットイニシアティブ(IIJ)グループなどと共同で、3カ所の接続点を結んでDWDMと呼ばれる高密度波長分割多重装置を使った環境を作り上げ、データ転送の品質や処理技術を検証する。
また、分散型インターネット相互接続サービスを2001年4月から開始する予定。ISPを相互に接続する分散型の商用IXサービスといわれるもので、MFEEDが東京都千代田区大手町に設置する接続点3つのうちの1拠点だけを使ってストレスのない大容量トラフィックが可能になる、という。@nifty、BIGLOBE、IIJ、InfoSphere、InterVia/DreamNet、OCNなどが相互接続に参加する予定だ。
■URL
・インターネットマルチフィールド(MFEED)
http://www.mfeed.co.jp/
(市川徹)
2000/12/14
11:59
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