NTTデータ(9613)、ソニーマーケティング、シャープ(6753)、東芝(6502)、日本ビクター(6792)、日立製作所(6501)、三菱電機(6503)の7社は13日、「家電Web受発注システム」の共同運用を2001年1月からスタートさせる、と発表した。家電店の業務効率を高めるためにWeb上で受注と発注を可能にするもの。6社が企画し、NTTデータが中心となって設計、開発を行った。参加各社は来年以降、全面的にこのシステムへ移行を進める計画だ。
新システムは、各社が相乗りするNTTデータのWebサーバーとIDとパスワードを取得した家電店とを結び、SSLによる暗号化と電子証明書でセキュリティー面も守られたなかで受発注を行うもの。特別な専用ソフトウェアを使う必要がないうえ、各家電店で自由に選べるインターネット接続プロバイダーと契約するだけで、システムへの参加が可能になる。システムの利用料金と通信料は別。
従来、店とメーカーとを結んでいたのはメーカー各社が個別に開発してきたシステムか、電話やFAXによるものが圧倒的に多かった。しかし、これだと作業が煩雑になるだけでなくミスも多く出ることなどから、メーカーが共同運営するシステムの登場が求められていた。
ただ、現時点ではまだ家電メーカー大手の未参加も多くNTTデータなどでは「さらに多くのメーカーの参加を呼び掛けていく」としており、今後このシステムの成否は、いかに多くのメーカーの参加を取りつけられるか、にかかりそうそうだ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/profile/release/121213.html
・パソコン流通企業をEDIでサポート~NTTデータらが提供
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/28/doc258.htm
(市川徹)
2000/12/13
12:42
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