医療情報システム開発の東京エーアイエスは、医師が指示する投薬や検査などが適正かどうかを事前に判断するソフトウェア「マイティーチェッカーIII」を開発した。2001年1月から東大医学部付属病院が導入することになっており、順次販売先を広げていく。
価格は基本単位が480万円で、年間のメンテナンス料が30万円。医師が診療行為を行った後、薬や検査などのオーダーを出す前に、その内容が正しいかどうかをチェックすることができる。もし、何らかの問題点があれば医師の端末に警告を発するシステムになっており、そのレスポンスは約0.2秒だという。
同社は1999年3月にレセプト(診療報酬明細書)の審査を中心とした「マイティーチェッカーII」を開発し、診療所や保健所を中心に販売してきた。今回の新システムは大規模な病院を主要に販売経路を拡大していく方針で、2001年は5億円の売り上げを確保したいとしている。
■URL
・東京エーアイエス
http://www.tais.co.jp/
・日立製作所、電子カルテ市場に本格参入~亀田医療情報研究所と提携で
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/27/doc1169.htm
(塩谷麻樹)
2000/12/13
11:37
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