ソフトウェア開発のブロカットジャパンとブレイズソフトウェアは、親会社の合併に伴って日本でも2001年1月から「ブロカット」としてスタートすることになった。独ブロカット、米ブレイズソフトウェア、米ジェムストーンシステムズの3社合併に伴うもので、3社に共通するE-ビジネスソリューションを統合し、日本市場ではほとんど無かった「E-Service Platform(ESP)」事業を進める。
3社は、欧州を中心に2,000以上の金融機関を顧客に持つE-サービスプラットフォームのTwisterをもつ独ブロカット、ルールベースという独自のデータベース技術の米ブレイズソフトウェア、オブジェクトプラットフォーム技術の米ジェムストーンシステムズ。これらのそれぞれの技術を持ち寄って、これまでASPと呼ばれているジャンルを“スモールe”とし、E-ビジネスを包括的にソリューションする“ラージE”事業に発展させる。
このためのビジネスモデルがE-Service Platform(ESP)で、膨大な量のデータを束ねる「Twist Messaging Solution」や、ビジネスインフラとビジネス以外の環境とを統合する「Twist Business Solution」―など核に展開する。
合併後の日本法人は「ブロカット」で、社長にはこれまでブレイズソフトウェア社長だった酒匂秀敏氏が就任。2001年末には40人規模の体制を作り、従来から協力関係を築いている約100社に、新たに30社程度と連携して、国内市場の開拓を進めたい考えだ。
■URL
・ブロカットジャパン
http://www.brokat.co.jp/
・ブレイズソフトウェア
http://www.blazesoftware.co.jp/
・米GemStone Systems
http://www.gemstone.com/
(市川徹)
2000/12/11
16:46
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