日本オラクル(4716)は11日、総合建設コンサルタントの北海道開発コンサルタントが新しい基幹システムとして“Oracle E-Business Suite”を採用し、稼動を始めたと発表した。同業界の基幹システムによる導入は珍しく、北海道では初めてという。北海道開発コンサルタントではさらにこれとグループウェアや入札管理などのシステムを統合し、ERP(統合業務パッケージ)としてシステムを構築している。
オラクルのE-Business Suiteは、必要な作業に応じて各種のモジュール(部品)と呼ばれるソフトを組み合わせて応用範囲を拡大していくもの。北海道開発コンサルタントでは、すでに進めているCALS(電子データによる受発注システム)も含め、会計、人事、契約管理、Lotusノーツ(グループウェア)などとの包括的な基幹システムとして構築した。
導入の結果、複数のプロジェクトの原価把握、社員のスキル管理や人事異動などとも連携させたシステムを実現している、という。
■URL
・北海道開発コンサルタント
http://www.docon.co.jp/
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
(市川徹)
2000/12/11
11:50
|