NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は8日、インターネットストリーミングの配信実験を今月15日から実施すると発表した。11月に京都で開催された国内最大の花展「旧七夕会池坊全国華道展」の映像を収めており、配信する。ユーザー側のインフラ環境に関係なく快適な映像や音声が視聴できるかどうかがポイントになる、という。
映像の内容は、華道展のコンテンツをインターネット向けに撮影、編集、変換し、NTTコムのストリーミングコンテンツ配信プラットフォームを使って、オンデマンド形式で配信する。28日まで行う。
提供する帯域は28.8kbpsから300kbpsまで。通常の電話回線、ISDN、ADSL、CATVなどほとんどの回線に対応することでさまざまな条件下のユーザーが見られるようにする、という。
また、今後は360度回転可能な3Dオブジェクト配信によって複雑な形をした対象を見せたり、有形、無形の文化資産をデジタル化したデータで記録し、随時、鑑賞できるようなバーチャル展示会なども実施していく計画だ。
■URL
・ニュースリリース
http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2000NEWS/0012/1208.html
・NTTコムのArcstar MUSIC、12月からサービス開始へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/30/doc1208.htm
(市川徹)
2000/12/08
16:00
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