日立製作所(6501)は8日、国内初となるMobile LinuxとトランスメタのCrusoeプロセッサーを採用したインターネット情報端末「日立インターネットアプライアンス FLORA-ie 55mi」を、今月11日から発売すると発表した。低消費電力が強みのCrusoeによって最大7時間のバッテリー駆動を実現した。
新製品はISP、ネット証券、ネットバンクなど特定のサービスを行うサービスプロバイダーを対象に販売する。初心者でも使えるよう簡単操作を特徴にしている。
ペン入力でワンタッチ操作のFlora-ieナビゲーションを搭載し、ユーザーの実行したい作業や見たい場所へは2ステップで完了。バーチャルキーボードでも文字入力できるほか、面倒な設定ナシでインターネットへの接続も可能。コンパクトフラッシュROMカードにOSを圧縮して搭載しており、ウイルスなどでシステムの破壊も防ぐことができるという。
B5ファイルサイズで重さは1.25キロ。500台ロットでカスタマイズ無しの場合、1台あたり97,800円前後の価格になる、という。
■URL
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/Int/index-j.html
・株価調整中のトランスメタのCPUに不具合~NECは無償交換へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/30/doc1217.htm
(市川徹)
2000/12/08
12:17
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