日興キャピタルはニューヨークのインターネット関連会社「EBPass(イービーパス)」に140万ドル出資し、同社発行済み株式数の6.9%を取得した。収益性が出資契約に定められた一定水準以上に達すれば、さらに100万ドル追加出資を行うことになっており、最終的には合計240万ドルの出資となる予定。
EBPassは、在米日系企業や米国進出予定の日系企業に対し、Web開発・デザインやホスティング、コンサルティングなど、インターネット・ビジネスに関するサービスを一括して請け負っており、今年10月から営業を開始した。すでに、日本政府関係の6機関、商社3社をはじめ、新聞社、メーカー、ホテル、生命保険など顧客はおよそ50社ある。具体的な実績としては、帝人アメリカのB2B電子商取引サイト、パソナUSAのオンライン求人マッチングサービス、積水アメリカのWebサイトなど。
社長はシステムエンジニアの森健次郎氏で、同氏が1991年に創業したメディアジャパン社のインターネット事業部門が独立するかたちで、今年5月にEBPassが設立された。会長には日本興業銀行出身の越純一郎氏が就任し、日興キャピタルからも社外役員が入る予定。
■URL
・イービーパス
http://ebpass.com/
・日興キャピタル
http://www.nikko-capital.co.jp/
・メディアジャパン
http://www.mediajapan.com/
(別井貴志)
2000/12/07
14:44
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