コンピューター大手の米サンマクロシステムズは、ストレージ管理ソフト開発のベンチャーである米HighGround社を買収する。株式交換方式で行われ、買収総額は約4億ドル。手続きは2001年1-3月期に完了する見込み。

　 HighGroundは、ネットワーク上に分散する多数のストレージを管理する、ストレージ・リソース管理ソリューションを開発している1995年設立のベンチャー企業。買収後はサンのNetwork Storage事業部門の傘下に入る。サンは自社製品に、HighGroundのストレージ管理製品を組み込み、システム管理者が効率的なデータ管理ができるようにする。

　 HighGroundは、WWWを使ったストレージの監視、解析、報告、事故管理機能などを提供する「Global Storage Resource Manager」を開発。同製品は、さまざまなメーカーのストレージ製品に対応している。ストレージ最大手のEMCも同様の機能を持つ製品を開発しているが、自社製品にしか対応していない。SunはHighGround製品のオープン性を武器に、最大手のEMCに対抗する構えだ。