大和総研(DIR)とNEC(6701)は5日、インターネットを利用した金融機関向けオンライントレーディングシステムをASPで提供する共同出資会社「アットアーシュ・ドットコム」を11月29日付で設立したと発表した。
両社は、今年4月に共同出資会社の設立に合意、5月下旬に会社設立、10月初旬の事業開始を目指していたが現在までズレ込んだ。10月には、エイチ・アイ・エス(HIS)協立証券がオンライントレードシステムの不具合についてシステム委託先であるDIRを提訴、このことも影響を与えた模様だ。
当初、両社のほかにITベンダーが10%程度出資する予定であったが、資本金は4億9,000万円で、結局折半出資となった。
新会社のアットアーシュ・ドットコムは、金融機関などがオンライントレードを行うにあたり、コンサルティングからアプリケーションサービス、システム構築、運用代行などをトータルで提供する。2002年度には、売上40億円を目標にしている。
■URL
・大和総研
http://www.dir.co.jp/
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・HIS協立証券が来週にも大和総研を提訴
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/11/doc666.htm
・大和総研と日本電気、オンライン証券会社向けのサービス会社を共同設立へ(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0424/earsh.htm
(別井貴志)
2000/12/05
16:15
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