時間情報システム大手のアマノ(6436)は5日、米ASPベンチャーのサーティファイドタイム(CTI)と時刻の配信・認証サービス事業で提携したと発表した。国内初の時刻配信センターとなる「アマノタイミングセンター」を東京・新宿にある米エクソダスのデータセンター内に設立、2001年4月から「e-timingサービス」を始める。
サービスの対象となるのは金融、証券、eコマースなどグローバルな取引を展開する上で、特に正確な時刻を保持する必要性がある企業やサイト。CTIとの提携により、アマノは米商務省が認証するUTC(世界協定時)を、契約ユーザーのサーバーに配信するとともに、その配信証明を発行する。また、時刻モニタリングや異常をサーバー管理者にメールで警告するなどのセキュリティーサービスも提供する。
有料サービスに先立ち、インターネットや電話回線を使って無料で時刻を配信するサービスも2001年1月から開始する。初期投資額は約1億円。有料サービスでは、2003年に5億円の売り上げを確保したい構えで、e-timingサービスのビジネスモデル特許も申請している。
■URL
・アマノ
http://www.amano.co.jp/index.html
・エクソダスコミュニケーションズ
http://www.exodus.co.jp/index.shtml
・CTI
http://www.certifiedtime.com
(塩谷麻樹)
2000/12/05
14:35
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