NEC(6701)は5日、既存基幹システムによる情報資産とERP(統合業務パッケージ)やCRM(顧客管理システム)などとの連携を実現するミドルウェア「HubIntegrator(ハブインテグレーター)」を発売した。企業統合や再編では不可欠な存在となるもので、短期間、低コストでの構築を実現する。12月28日から出荷し、今後3年間でトータル1000本の販売を目指す。
ハブインテグレーターは、さまざまなコンポーネントから構成され、NECの“TransBroker”、米BEAシステムズの“eLink”などを組み合わせる形で機能の強化が図れる。価格は400万円から。
複数企業によるマルチプラットフォームの統合と業務開始―などのニーズに応える形で開発した。エンタープライズアプリケーション統合(EAI)と呼ばれるジャンルの中では、従来製品に比べ、50%のコスト削減と納期短期化、さらに3カ月間での業務統合システム構築が可能だ、としている。
■URL
・ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0012/0501.html
・シャープと日本IBM、ソリューションで新会社~320人で発足へ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/16/doc1058.htm
(市川徹)
2000/12/05
12:54
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