パッケージソフト開発のパーソナルメディアは、日本オラクル（4716）のデータベース管理システム「Oracle 8i」にJIS範囲外の文字でも使用可能にする「超漢字2」を開発した。両社はこの2つを組み合わせてソリューション事業を展開していく計画。今後、行政の戸籍や図書館などといった漢字を多く扱うデータベースでの大きな需要が見込めるとしており、2001年早々にも本格的な販売に乗り出す。

　 超漢字2は、150万字が収容可能な「TRONコード」を採用したBTRON仕様OS。ワープロソフト、表計算ソフト、データベースソフトなどのアプリケーションで扱うことができる。苦労して作った外字が文字化けした、といった漢字や文字に起因する問題を抜本的に解決する。

　 これを世界トップシェアをもつオラクルのデータベース管理システムと接続。データベース側で処理するさまざまな入出力事項を漢字を使えるようにする。戸籍管理やDM発送など多数の人名を扱う業務、図書館の蔵書検索システムなどの多くの漢字が必要な場面でごく普通にデータベース作成が可能になる。