住友製薬は4日、ゲノム情報に基づいた創薬強化を目的に米国のゲノムベンチャー企業であるインサイト・ゲノミクス社と提携した。インサイト社の遺伝子情報データベースを住友が利用し、さらにcDNAクローンの入手も可能になった。住友は今後、提供されるクローンを使い、メカニズム解析などの創薬研究を展開する。
インサイト社の遺伝子情報データベースは公的データベースの数倍に及ぶヒト遺伝子配列を含んでおり、世界的にも高い評価を得ている、という。
住友はこれを活用し、創薬研究開発を展開する計画。すでに10月には住友化学工業(4005)と共同でゲノム科学研究所を設立しており、ゲノム事業の推進に力を入れている。
■URL
・住友製薬
http://www.sumitomopharm.com/
(市川徹)
2000/12/05
09:16
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