インターネット視聴率調査会社の米Nielsen//NetRatingsは、このほど世界18カ国を対象とした、10月の家庭でのインターネット視聴率の調査結果を発表した。今回の調査から対象国として新たにオランダが加わり、これら18カ国で世界のインターネット利用者の80%以上をカバーできるようになったという。また、18カ国のインターネット利用者は推定で約3億人にのぼる。
まとめによると、2000年10月におけるインターネット視聴率調査では、上位25位に米Amazon.comや米CNET Networks、米Napsterなどが入っている。とくにオンライン・メディアのCNETは8つの指標で、音楽交換サイトのNapsterは25の指標で上位25位に入るなど、10月にトラフィックが著しく増加した。
CNETについては、同業のZDNetを買収したことがトラフィック増の要因だが、Napsterについては異なる要因が挙げられる。Nielsen//NetRatingsのアナリスト氏は「Napsterへのトラフィックの急増は、法的な問題に直面したことで、ピア・ツー・ピアの双方向性をアピールできたことによる」と分析している。
■URL
・Nielsen//NetRatings
http://www.Nielsen-NetRatings.com/
・ニュースリリース
http://www.businesswire.com/webbox/bw.120100/203362282.htm
(酒神宏一)
2000/12/04
11:45
|