企業内システム統合ソフト開発大手の米ウェブメソッドは、日本市場での展開をにらんで日本オラクル（4716）、日本アリバ、NTTソフトウェア、ソフトバンク・テクノロジー（4726）、SAPジャパン、i2テクノロジーズ・ジャパンの6社とパートナー関係を結んだ。このためのベースとなる日本法人も設立、日本マーケットへの本格的な攻勢をスタートさせた。

　 ウェブメソッド社は、B2Biと呼ばれる企業間ビジネスインテグレーションのソリューション企業として米国では高いシェアを持つという。業種を問わずネットワークを含めて社内を統合し、さらに取引先や仕入先も包括。インターネットのさまざまなフォーマットに幅広く対応する利点を生かして、すでに世界で500社以上への導入を実現している。

　 日本法人のウェブメソッドは、今回の6社以外にも大手SI、ハードベンダーなどの国内企業と幅広い協調関係を作っていく方針。日本語化やソフトウェアのカスタマイズもパートナー企業との共同作業で急ぐ考えだ。