インターネットソリューションのウルシステムズと日本ヒューレット・パッカードは1日、大規模モバイルコマースソリューションで提携したことを明らかにした。両社は日本HPの“モバイルガレージプログラム”をベースにして、短期間で構築を実現するソリューションを共同で進めていく。
用意しているモバイルコマースソリューションモデルは、ビジネスモデリング、コンポーネント、プラットフォームの3種類から構成され、組み合わせることで柔軟なシステムを短期間に作り上げる、という。全てのコンポーネントはOSやハードウェアに依存しないEJB(エンタープライズJavaBeans)を採用して作り、一貫したオブジェクト指向技術を使っている。これによって国内外を問わないモバイル環境によるe-ビジネス向けソリューションを提供することが可能になり、拡張性も確保するという。
またモバイルガレージプログラムを導入することで、日本HPがウルシステムズに技術検証センターで先端技術の検証を行うことが出来る。さらに構築したソリューションのモデルや技術検証の結果を使って、両社が共同でマーケティングや営業、システムの構築作業も進める。
■URL
・日本ヒューレット・パッカード
http://www.hp.com/country/jp/jpn/welcome.htm
・ウルシステムズ
http://www.ulsystems.co.jp/
(市川徹)
2000/12/01
11:35
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